試作・測定に使用する各種ツールの使用方法のメモ

2022/8/25 T. Hirano
Last update: 2026/1/16

基板試作のためのDXFファイルの作成

【シミュレータのモデルをDXFファイルに出力する】

シミュレータのモデルをDXFファイルにエクスポートする。DXFファイルは2次元モデル用なので、3次元モデルの場合はカット面でカットした2次元モデルを出力する。

COMSOL

1. 3DオブジェクトでGeometry -> Work Planeを設定。
2. Home -> Add Component -> 2Dで2Dオブジェクトを作成、Geometory -> Cross sectionを作成し、1で作成したWork Planeを選択するとカット断面の2次元モデルが完成する。
3. あとはGeometory -> ExportでDXFファイルを出力する。

HFSS

DXS, GDSなどにエクスポートした場合はz=0のカット面の2次元構造が出力される。

【Jw_cadの使用メモ】

https://www.jwcad.net/download.htm

DXFファイルを編集する。

[基本操作]
・描画範囲の拡大
マウスの左右ボタンを同時に押し、左上から右下にドラッグ(「拡大」と表示されている状態)

別の方法:表示部分の移動はCTRL+マウスホイールでズームアウトし、その後、もう一度CTRL+マウスホイールで
見たい部分に向けてズームインすることも可能。

・描画範囲を元(指定したサイズ)に戻す
マウスの左右ボタンを同時に押し、そのまま右上方向にマウスを移動すると「全体」
と表示されるので、そうしたらマウスボタンを離す。

・選択は「範囲」で選択する領域を囲む。
・「コピー」および「貼付」は右の選択一覧にある。

[グリッド]
・右下の∠のボタンあるいは「設定→軸角・目盛・オフセット」からスナップするグリッドを設定可。
グリッドが表示されない場合は右下の×のボタンあるいは「設定→画面倍率・文字表示」
で「倍率=1.0」を押したりすると表示される。

・グリッドの基準は「基準点設定」で行い、図形のコーナーで右クリックするとよい。

・コピーする際は右クリックで配置するとグリッドにスナップ配置できる。

[レイヤ]
右下の○の0〜Fがレイヤ選択。右クリックで書き込みレイヤを選択できる。赤丸が書き込みレイヤ
左クリックでレイヤの表示/非表示を変更可能。

[個別パターンを試作用のために1つのファイルにまとめる]
DXFファイルを開き、左の「範囲→全選択」をして→の「コピー」を押し、
まとめるファイルを開いて、描画レイヤーで貼り付けをする。

【関連情報】

高周波用電子回路基板(PCB)等の試作の流れ

Touchstoneファイル(.s1p, .s2p etc.)の使い方

ネットワークアナライザでSパラメータを保存するファイルとして拡張子がs1p, s2pなどのファイルがよく用いられる。例えば、s2pは「Sパラメータ2ポート」の意味である。内容はテキストファイルで数値が書かれており、行内はスペースやタブで区切られてSパラメータの振幅と位相、あるいは実部と虚部が保存されている。

【Excelで読み込んで処理する場合】

  1. Excelを起動。
  2. 開く(種類は「全てのファイル(*.*)」にしてTouchstoneファイルを探して開く)。
  3. すると、すぐにExcelシートにはならず、「テキスト ファイル ウィザード」になる。
    「元のデータの形式」で「コンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ」を選び、「次へ」を推す。
  4. 「区切り文字」として「スペース」にチェックを入れる。下の「データのプレビュー」で区切り線が入れば成功。入らなくても手動でそのあたりをクリックして入れることができる。うまく区切られているようなら「次へ」を押す。最後に「完了」を押す。
  5. Sパラメータの何を見たいのか、単位が所望でないときはExcelの数式機能で変換する。
    ・振幅A, 位相Pを実部R, 虚部Iに変換するにはR=A*COS(P), I=A*SIN(P)
    ・実部R, 虚部Iを振幅A, 位相Pに変換するにはA=SQRT(R^2+I^2), P=ATAN2(R,I)

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