平面波の反射と透過(直交偏波)

εr1=2, εr2=1
θi=60°

このとき全反射となっている。
(臨界角: arcsin(k2/k1)=arcsin(sqrt(εr2/εr1))=45°)

アニメーションを見ると、入射波と反射波の位相は境界面で同位相ではなく、反射波の位相が少しずれている。平面波と見なせるような波長に比して断面積が十分に大きいビームを全反射させたときには、反射ビームの反射点が前方にずれるように見える(波長オーダーなので小さいが)。これをグース-ヘンシェンのシフトと言う。 一度誘電体に染み込んで潜ってからまた出ていくというイメージである。完全導体による反射とは異なる現象である。


(入射波, 透過波) (反射波, 透過波) (入射波+反射波, 透過波)


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