2006/10/28 平野拓一(東京工業大学)
Mathematicaプログラムを用いてJPEGとMPEGのアルゴリズムを確認する。JPEGは8ドットx8ドット画像への分割、色表現変換(RGB→YCbCr[YUV])、離散コサイン変換、量子化、ジグザグスキャン、エントロピー符号化の手順で生成されるが、ここでは可逆な符号化であるジグザグスキャン、エントロピー符号化は行う必要がないので省略し、原理の確認を行う。
[サンプル]
左から右に向かって段々JPEGの画質(Quality)を下げて、圧縮率を高めている。真ん中の画像ではビルと空のくっきりした境界付近にモスキートノイズ(高調波成分の打ち切りに起因するリンギング)が現れている。さらに画質を下げると8x8ドットの画像処理に起因するブロックノイズが観測される。