東海道五十三次 ~河川~

2021/5/2 平野 拓一

場所 写真 説明
日本橋川 東京都
多摩川

最初は徳川家康が六郷大橋を架けたそうですが、洪水で流され、それ以後は船渡し(六郷の渡し)だったそうです。歌川広重の浮世絵に描かれています。
東京都/神奈川県
相模川

江戸時代は船渡し(馬入の渡し)だったそうです(※1)。
神奈川県
相模湾 神奈川県
酒匂川

江戸時代は徒歩渡し・馬渡し・連(輩)台渡しだったそうです(※1)。
神奈川県
芦ノ湖 神奈川県
田子の浦海岸 静岡県
富士川

江戸時代は船渡し(富士川の渡し)だったそうです。
静岡県
安倍川

名物「安倍川もち」でも有名です。この川も大井川と同様、橋を作るのは許可されていなかったそうです。船渡し、連(輩)台渡しだったそうです。
静岡県
大井川

箱根馬子唄に「箱根八里は馬でも越すが 越すに越されぬ大井川」とあるように、橋と舟が無く(防衛のため、または増水したら流れてしまうため諸説あるようです)、雨が降って増水すると渡る手段がなく東海道の難所だったそうです。渡し船はなく、川越人足による肩車や連(輩)台渡しだったそうです。
静岡県
天竜川

江戸時代は船渡しだったそうです。
静岡県
浜名湖

江戸時代は船渡し(今切渡し)だったそうです。
静岡県
豊川・豊川放水路

歌川広重の浮世絵に描かれているように、江戸時代にも豊川には橋が架かっていたようです。
愛知県
矢作川

歌川広重の浮世絵に描かれているように、江戸時代にも橋が架かっていたようです。
愛知県
境川

江戸時代も橋が架かっていたそうです。
愛知県
天白川 愛知県
七里の渡し跡(宮) 愛知県
七里の渡し跡(桑名) 三重県
員弁川 三重県
朝明川 三重県
海蔵川 三重県
三滝川 三重県
内部川 三重県
安楽川

鈴鹿川に注ぐ川です。
三重県
鈴鹿川

東海道を歩くと一部真横を歩くことになります。この川に注ぐ支流の安楽川(上)を渡ることになります。
三重県
田村川

田村川の隣には田村神社があります。田村川と橋は歌川広重の浮世絵に描かれています。
滋賀県
大沙川

旧東海道の上を流れる天井川(てんじょうがわ)です。今、普段は水が流れていませんが、大雨が降ると水が流れるための水路となっています。昔は天井川の部分は土手を上って小橋か浅瀬を渡って川越えしていたそうです。水口宿から草津宿に向かい、野洲川(横田川)を渡ってから草津宿までの間にあります。

この辺りの天井川は、奈良時代に奈良の仏教寺院や石山寺の造営のためにこの辺りの木々を伐採したのではげ山になり、大雨で土砂が流れて川底が上がって天井川になったそうです。
滋賀県
由良谷川

この川も天井川です。
滋賀県
草津川跡


草津川跡も天井川で、今は広場・公園・散策路になっています。
滋賀県
野洲川(横田川)

江戸時代は横田川とよばれていたそうです。江戸時代は船渡し(横田の渡し)だったそうです。
滋賀県
瀬田川

江戸時代にも琵琶湖に架かる唯一の橋、瀬田の唐橋が架かっていました。「急がば回れ」という言葉がありますが、これは琵琶湖を舟でショートカットするよりも(強風で沈没する確率が高かったそうです)、この橋を渡れということが語源だそうです。実際に東海道のルートを地図で見ると、草津から大津に舟でショートカットしたくなります。
滋賀県
琵琶湖 滋賀県
鴨川

三条大橋が架かっています。三条大橋は歌川広重の浮世絵に描かれています。また、橋を渡ってすぐ右側には池田屋事件の跡地があります(今は居酒屋で、店内には新撰組はっぴや刀のレプリカが展示されて。新撰組メンバーの名前のカクテルもあり、新撰組にあやかっています)。三条大橋を渡って左に向かうと四条河原町までの間には風情ある先斗町が続きます。
京都府

【リンク】
(※1) 東海道と宿場の施設【 川 】


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