2013.4.28 Takuichi Hirano
Relationship between antenna aperture area and gain of aperture antennas.開口アンテナの面積Aと利得Gは上の式の関係がある。パラボラアンテナを例にとると、飛んできた電磁波のエネルギー密度に面積Aをかけた電力を捕獲できるので、受信モードでは面積Aが使いやすい。送信のときは無指向性に比べて何倍強い電力であるかを表す利得Gが使いやすい。
この式はどのように導出されるかというと、電磁界の可逆定理を用いて証明される。2つのアンテナ1,2があり、アンテナ1の面積A1、利得G1、アンテナ2の面積A2、利得G2とすると、面積と利得の比は一定(G1/A1=G2/A2)となることが示される。アンテナの種類によらないので、例えば一様電磁界分布の開口部からの放射を計算して、G/Aを求めると、その値が4π/λ2となることが示される。私も最初に学んだときは、そこまで一般化できるのか?と狐につままれたように思ったものである(実際、複数のタイプのアンテナで計算してもこの結果は一致する)。
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